住宅設備のすぐれもの

我が家のエネルギー対策に
 

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家庭が占めるエネルギー消費量は日本全体の約14%で、1997億kwh(資源エネルギー庁)という統計。この数字は20年前の約2倍です。私たちが家庭でエネルギー対策を行うことが、地球温暖化対策に貢献することになるわけです。今回は省エネのための住設機器のほか、普及しはじめた家庭用再生可能エネルギーについて紹介します。




注目の省エネ&環境貢献

空気を熱に変えて湯を沸かす

お湯を沸かすには、ガスか電気または太陽光のエネルギーが一般的です。しかし、コロナが世界に先駆けて開発した「エコキュート」は、ヒートポンプシステムにより空気中から熱を吸収し、その熱を利用してお湯を沸かすという画期的な仕組み。屋外の空気を自然冷媒のCO2に移し、圧縮して約130°Cの高温にします。この熱で約90°Cのお湯を沸かすというもの。さらに昼間より約70%も割安な夜間の電力と高効率なヒートポンプシステムとを組み合わせることにより、都市ガス給湯器の約1/6という低ランニングコストを実現。またマイコン制御システムで1日の給湯使用データをチェックし、不要な沸き上げを防止します。ヒートポンプは静音設計だから、運転音は図書館なみの静けさ。閑静な住宅地でも安心して使えます。
 
「エコキュート」
株式会社コロナ
新潟県三条市東新保7-7
TEL 0256-32-2111(大代表)
http://www.corona.co.jp/eco/feature/index.html


 
部屋を快適な温度に長時間保つ蓄熱材

最近では、高気密・高断熱と住宅性能が上がり、日差しだけでも、冬場の室内は十分暖かなことも。しかし夜間は急激に寒くなります。そこで昼間の日差しを有効活用するには「パッシブ蓄熱」。蓄熱材には、硫酸ナトリウム10水塩を使用。人体には全く無害で、強靭なポリプロピレン容器に充填。23°Cで融解し、19°Cで固体に戻ります。このように20°C前後で蓄熱・放熱して、室内の急激な温度変化を抑制するのです。フローリングの下に設置し、昼間の太陽の日射を直接取り込み、夜間に放熱。また、暖房器や日常生活で発生する熱でも蓄熱・放熱を繰り返します。さらに夏場は、暑すぎる室内の空気を吸収し、温度を下げる働きも。
 
「パッシブ蓄熱」
P.V.ソーラーハウス協会
茨城県竜ヶ崎市若柴町2240-797
TEL 0297-65-2588
http://www.pv-solar.co.jp/style/index9.html


 
地中を利用して、夏涼しく冬はあったかい天然冷暖房

暑い夏や寒い冬。この熱を反対の季節に使えれば、エネルギーの有効利用ですね。それを「地中」で実現したのが、風土計画がおすすめする「大地の風/ジオパワーシステム」です。地中は熱を伝えにくく、かつ熱を貯める力を持っていて、深さ5m以下では地中温度は15°C程度(その地域の年平均気温)で安定し、たくさんの地中熱が蓄えられます。外気をまず、ジオパイラルという長さ5mの垂直パイプを通して一旦地中へ。ここで熱交換と空気の浄化を同時に行います。夏であれば、外部からの35~36°Cの空気は、地中で約26~27°Cほどに冷やされて、室内へ送られます。まさに天然冷暖房。また省エネ、環境への配慮など、いくつもの効果も期待できそう。
 
「大地の風/ジオパワーシステム」
風土計画一級建築士事務所
福岡県福岡市中央区谷1-16-58-201
TEL 092-737-3633
http://www.fuudo.com/netu/neturiyou.html
<製作>
株式会社ジオパワーシステム
http://www.geo-power.co.jp/jp/index.html


 
CO2を増やさない、循環型のエネルギーは木質バイオマス

バイオマス・エネルギーは、樹木や落葉、麦わら、家畜の糞など、有機物を資源としています。エタノールやメタンガスのほか、家庭用に普及しつつあるのが、木質バイオマスの「ペレット」です。チップやおがくずを小さく固めたもので、一定以上のCO2を増やさない循環型のエネルギー。大気中のCO2を吸収して木は成長し、だから木を燃やしても、吸収した分を大気に戻すだけです。また加工する過程で水分を飛ばすため含水率が低く、薪に比べ着火性に優れています。専用のペレットストーブで燃焼させて、暖房に大活躍。「ペレット」を生産する葛巻林業がある岩手県は、国内でペレットストーブの生産が進歩的な地区。輸入ストーブ対応の100%天然素材のオガ粉から作ったものや、国産ストーブ対応の100%天然素材のバークなど素材もまちまち。
 
「ウッドペレット」
葛巻林業株式会社
岩手県盛岡市菜園1-3-6(農林会館5F)
TEL 019-653-3777
http://www.kuzumaki-ringyo.co.jp/biomass.html


 




我が家は創エネ住宅

航空・宇宙技術のノウハウが生かされた風力発電

手軽に自家発電に取り組みたい場合、おすすめなのが風力発電。しかし日本では、発電効率が悪いとされてきました。それは、風向きが頻繁に変化し、市街地では年間平均風速が4m/秒以下の場所が多いためです。そこで「そよ風くん」なら問題をクリア。独自設計の垂直回転軸タイプのジャイロミル形風車により、東西南北あらゆる方向の風に対応。また垂直翼(ブレード)に飛行機の翼に似た断面をもたせ、小さな風の力も最大限に生かす形状です。清潔感あふれるツートンカラーのデザインも魅力的。風力の回転エネルギーを電力に効率的に変換する発電機、風車部のブレードにアルミ合金を用いた軽量化など、神鋼電機の航空・宇宙事業への実績が生かされています。また一般的に小形風力発電装置で問題となっている、騒音の心配も解決しました。
 
「そよ風くん」
神鋼電機株式会社
東京都港区芝大門1-1-30 芝NBFタワー
TEL 03-5473-1815(エコ発電営業部)
http://www.shinko-elec.co.jp/windpower/product/index.html


 
お湯が沸かせて発電もする1台2役

太陽でお湯を沸かす。これは古くからあるシステムですが、太陽光発電と組み合わせると効率的。オール電化住宅の場合、給湯にかかる電力もあなどれませんから。「矢崎ハイブリッドソーラーシステム」は、太陽電池モジュールと太陽熱集熱器を一体化させたもの。太陽の光と熱エネルギーを1組のパネルで効率よく取り入れる無駄のない設計です。まさに「発電」と「給湯」の1台2役。導入したことによって、電気や暖房、それに給湯を含めた光熱費のランニングコストが51.2%も削減した実例データもあるとか。給湯については、集熱器と貯湯槽のサーモセンサーの温度差で、集熱ポンプが自動的に運転・停止。バスルームが2階にあっても、水道直結式で給湯圧が高いので、浴槽はもちろんシャワーも快適です。

 
「矢崎ハイブリッドソーラーシステム」
中部矢崎ゆワイター株式会社
静岡県静岡市小黒3-8-15
TEL 054-289-3220
http://www.yuwaita.co.jp/prod_hybrid.html


 
省エネにも貢献できて経済的なガス発電

都市ガスで実現できる省エネ住宅?それはガスによる『マイホーム発電』住宅です。「エコウィル」なら、クリーンな都市ガスで発電し、さらにそのとき出る熱で、給湯や暖房に利用できる家庭用のガスコージェネレーションシステム。1kWの発電をするときに、同時に発生する2.8kWの熱を有効利用。それぞれの家庭の電気、給湯、お湯はりなどの使用状況を自ら学習して、最も省エネとなる時間に、自動的に発電を行う学習機能も搭載。無駄なく発電と給湯を行ってくれます。自宅で発電することで、エネルギー利用率が77%と、従来の遠隔地からの電気供給システムに比べ、2倍以上のエネルギーロスを改善しました。まさに大きな省エネに貢献です。「発電エコぷらん」というガス料金プランもあって、電気・ガスを合わせた光熱費が経済的。
 
マイホーム発電「エコウィル」
東京ガス株式会社
東京都港区海岸1‐5‐20
 0120-593-039
http://home.tokyo-gas.co.jp/ecowill/index.html


 
経済性と環境貢献を両立、電気換算率が高い太陽光発電

温室効果ガスの削減は、環境のためにも世界的な要請です。そこで注目されている太陽光発電。1世帯あたりの排出される平均的なCO2、約40%を削減可能とか。また電気代の節約にも期待できそう。三洋電機の「HIT200B」は、従来型の結晶系150Wモジュールに比べ、発電性能が約33%アップして、さらに発電量が年平均約7%改善しました。高出力・高効率が特長です。3.0kWシステムが、17.7m2(モジュール15枚)で設置できるから、以前ならあきらめていた小さな屋根への設置も可能です。また日中、発電した電力を自宅の電灯や電気製品に使うほか、余った電気は電力会社に売却。電力発生、売電、買電すべて自動運転だから、操作等の手間いらず。経済産業省のガイドラインに準拠した保護機能を内蔵し、安全対策にも気配り。
 
「太陽光発電 HIT200B」
三洋電機株式会社
本社:大阪府守口市京阪本通2-5-5
http://www.sanyo.co.jp/clean/solar/


 

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