最新事例紹介

TITLE
最新版へ
●リフォーム総工費:
約3000万円
●リフォーム内容:
内外装すべて
●施工期間:
6カ月
●家族構成:
夫婦+子ども2人(現在は1人独立)
●設計:
清水勝広建築工房
●施工:
渡辺富工務店
リフォームの動機
ライフスタイルの変化があります。
改築前、2人のご子息は、すでに成人された長男と間もなく成人する次男。家を巣立っていくのも時間の問題です。また施主のFさんも50代なかばにさしかかり、還暦を見据え、これからは夫婦2人だけの終の住まいを希望。
都心に引っ越すという選択肢もありましたが、やはり緑が豊かで景観の素晴らしいこの地を離れられません。また建て替えも検討しましたが、崖地の盛り土の上にあるため、基礎工事だけでかなりお金がかかってしまうという調査結果。
ならば、リフォームで心地よい家を目指すことに。
リフォームの経緯
まずは、仕事の関係で知り合った気心がわかる建築家・清水勝広さんに依頼。
Fさんからの要望は、イメージとしてリゾートにいるような空間。そして既存住宅の間取りは大きく変えることなく、機能としては収納を増やしたい、というものでした。
そこで、建築家が用いたのは『空間パズル』という発想。空間を有効に使うため、住まいの機能と居心地の良さを立体的に、そして横断的に組み換えたものでした。
例えば玄関では、階段の吹き抜け部分に2階のクロゼットが張り出していますが、空間に、動きと変化をもたらしました。
『空間パズル』実現に向け、柱と梁と屋根を残し全面リフォーム。
建築家から
リフォームで起こりがちな問題点はたくさんあります。しかしそれをポジティブに捉えると、ユニークな空間が誕生します。
例えばキッチン。構造的な補強が必要で、建物正面の基礎を約160cm打ち増すことに。それを逆に利用して、片持ち梁のようにキッチンに持ち出し、コンクリート打ち放しの奥行き90cmのキッチンカウンターが出現しました。
建築家データ
(有)清水勝広建築工房
〒169-0074
東京都新宿区北新宿3-9-16
SHIRAKAWA BLD. B1F
tel.03-5925-3234
fax.03-5925-3235
ホームページ:
http://www.katsu-archi.com
Eメール:
info@katsu-archi.com
撮影:阿野太一
 
リゾート気分で暮らしたいという施主の思いを、建築家の新発想で実現。それは「空間パズル」でした。
 
PHOTO
窓は大型木製サッシになり、窓からの開放感が格段にアップしました。緑の丘が一望でき、もともと見晴らしの良いロケーションを最大限に活用。天気の良い日は、高尾山も見えます。テラスにそのままつながっていて、雰囲気はまさにリゾート。
 
Facade
デザイン関係の仕事をされているご主人は、外壁を赤く塗り替えるなど、斬新な住まいに。28年前に購入。
リフォーム途中の写真。
全面リフォームということになり、屋根と柱だけの状態まで解体しました。柱の状態をチェックし、弱っているものは新しいものに交換。
黒い外壁が落ち着きます。窓を大きくして、光と風でリゾートのように開放感がアップ。道路に面したコンクリートの打ち放しは今回のリフォームで補強したもの。これがキッチンのワークトップにつながります。
   
Living
かつてのリビングは、いわゆる普通の一般的なものでした。ベランダは出窓になっていて、段差が大きく出入りが不便でした。
リビングのリフォーム工事風景。
壁のような収納が「空間パズル」を形作る。モダンですっきりしたたたずまいを実現。
キッチンとの間にある壁は、Fさんのコレクションが並ぶ収納。テーブルは建築家のデザインによるもので、独特な存在感があります。キャスター付きなので簡単に移動可能。天井を高くするため、梁を露出させ、強度を高めるために鉄の梁も補強。
デッキスペースを敷地いっぱいまで広げました。眺望がより楽しめるようになり、晴れた日には高尾山の緑が心地よい。床材はリビングとの一体感を持たせるため、室内の床目地とデッキの目地幅を揃えています。室内から延びる鉄骨のフレームには可動式の日除けが設けられ、強い西日対策に重宝します。
   
Others
 
玄関のドアだけに、リフォーム前の赤い色を残しました。壁は、家の外と中で同じ黒に。愛犬・黒いラブラトールレトリバーを飼っていて、壁に身をこすりつけたりするので、目立たないように壁を黒にしたとか。
コンクリートのキッチンカウンターは、基礎を構造補強したものを、そのままカウンターとしても利用しています。マイナス要素をプラスに換えてしまいました。窓が大きくなって明るくなったのも嬉しいポイントと語る奥様。
ゲストルーム、またはアトリエとして利用。左上の壁の出っ張りは、実は隣の部屋のパソコン作業スペースです。何げないところに「空間パズル」が生かされています。床と天井部分がへこんでいるため、決して窮屈に感じません。
   
PLAN
   
最新データへへ ページTOPへ