最新事例紹介

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●リフォーム総工費:
約2700万円
●リフォーム内容:
フルリフォーム
●延床面積:
140m2(約42坪)
●設計期間:
8カ月
●施工期間:
5カ月
●家族構成:
夫婦+子供1人
●施工:
株式会社 創芸舎
tel. 03-5923-3255
決意された経緯
ここはSさんの両親が、35年前に終の住まいとして建てた家です。すでに亡くなり空き家となっていました。Sさんもリタイアを機にこちらに引っ越すことに。まさに親子2代での終の住まいとなりました。しかし老朽化が進み、そのままでは、暮らせません。斜面に建っていることもあって、耐震性にも問題あり。それまで住んでいた世田谷は、通勤の利便性を考えてのことで、ほとんど家に対するこだわりがありませんでした。しかしこれからは、在宅時間も長くなり、気に入った自分の空間を実現させたいと建築家に夢を託します。知り合いの建築会社を通して、TAU設計工房の建築家・小宮さんと出会い、セカンドライフを有意義に過ごすための家づくりのスタートです。
リフォームのポイント
斜面ということもあって、まずは土台をしっかりと補強しました。安心したセカンドライフを送るには必須です。2階は、息子さんが住んでいますが、やがて独立したら他人にも貸すことを前提に、外階段を設けた2世帯住宅。これからの夫婦2人の生活には、1階だけで十分なスペースとのこと。床のフローリングは、溝や段差がないバリアフリーに。吊り下げ式引き戸を多用しました。また全体のイメージとして、アジアンリゾートの雰囲気を要望。そこで、太陽の光があふれ、開放感もあって、風がしっかり通るLDKを広く取りました。木目サッシの窓が全開にもなり、その開放感は傾斜地ならではの利点を最大限に。寝室は玄関だったところを増築。ウォークインクローゼットが風の動線にもなっています。
建築家データ
設計/TAU設計工房一級建築士事務所
建築家/小宮成元・小宮歩
〒180-0002
東京都武蔵野市吉祥寺東町2-17-1 吉祥寺マンション701
TEL 0422-21-6395
http://www.tau-s.com/index.html
建築家からアドバイス
熟年世代のリフォームとして、「バリアフリー」と快適さを保つ「風通し」は重要なスペック。そこで提案したのが、吊り下げ式の引き戸です。床のちょっとした段差もつまずく原因、怪我のもとですから。また、引き戸を室内扉のすべてに利用し、全開にすれば風がどこからでも抜けます。寝室からウォークインクローゼット、玄関、サニタリーと一直線に風の動線を構築し、空気の入れ換えに役立ちます。取っ手に金具を一切使わない建具も、デザイン性を気に入っていただきました。LDKの南側の窓は、戸袋にしまえば、オープンスペースのように全開にできます。木のデッキとの一体感を楽しめ、まさに開放感あふれるアジアンリゾートのイメージを実現できました。
 
南向き斜面に建つS邸。そのロケーションを最大限に生かした住まいづくりは、退職を機にリフォームされた終の住まいです。建築家の提案で、将来も見据えた空間に変身。
 
PHOTO
1日のうち長く居る場所は、日当たりの良いLDK。かつてはリビングと和室に分かれていたスペースをひとつにして、開放感をもたらした。天井装飾は、以前のものを一部活用。
 
Facade
斜面に建っているS邸。家を支える土台に心配があり、今回のリフォームでまず優先課題となった。長らく空き家だったため、壁やテラスはすっかり手つかずのまま。
かつては、手すりは鉄パイプのデッキだった。鉢で植物を育てる程度で、ゆっくりするには狭い。傾斜地の特長を生かすためには、ここを有効活用することに。
外観のフォルムはあまり変えずシンプルにし、土台の補強をしっかり行った。大きく張り出したウッドデッキを設け、庭へと続く階段。今後は、庭の整地が課題とか。
LDKに隣接のウッドデッキは、くつろぎの空間。もっぱらご主人の喫煙スペースだとか。窓を全開にできるので、LDKとの一体感でより広く。
   
Living Dining Kitchen
木を生かしたリビング。収納スペースが少なかったため、物が多く感じられる。リフォーム後は、集中収納ですっきりとした。格子の装飾天井は一部再活用され、ゴージャスなリビングにひと役。
キッチンはL字型で、食器などしまうスペースが不足ぎみ。北側にあったため、光があまりささず、リビングとも仕切られていた。
ヤマハリビングテックの対面式システムキッチン。ビッグサイトの展示会で、奥様がひと目ぼれしたアイテム。収納力が高いスライド式で、デザイン性も気に入っているとか。
玄関を上がると、正面にはLDK。その先の木目サッシ窓は全開可能で、心地よい風が来る。家には趣味の観葉植物が多く、まさにアジアンリゾートのイメージ。
   
Others
玄関を開けると、正面に階段がある。リフォーム後にも残されたが、実際はあまり使用せず緊急用に。当時、大工の棟梁によって建てられた注文建築で、木の細工に匠の技が。
キッチンだったスペースを玄関にした。斜めに張り出した扉が、広さを演出しているのが特長。シューズボックスはリフォーム前のものを生かした。
Sさん夫妻は、お2人ともお風呂好き。小さな家庭用サウナの導入も検討したが、知人に聞いてまわった結果、評判が今ひとつ。そこで、スチーム式のミストサウナを購入。
かつて玄関だったところを増築し、ベッドルームとした。木のブラインド、観葉植物、家具などでアジアンリゾートを演出。パソコンなどの作業スペースも併設。
   
Plan
   
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