最新事例紹介

TITLE
●リフォーム総工費:
約1100万円
●リフォーム内容:
部分リフォーム
1階:一部プラン変更(キッチン、浴室、洗面)、内装全体、玄関扉、一部サッシ取り替え
2階:一部クロス張り替え
外構:外壁塗り替え、ウッドデッキ新設、バルコニー床塩ビデッキ取り替え
●床面積:
1階:72.77m2(22.01坪)
2階:54.65m2(16.53坪)
●設計期間:
約3カ月
●工事期間:
約2カ月
●家族構成:
夫婦+子供1人(成人)
●施工:
株式会社山本工務店
tel 03-3209-0047
決意された経緯
先祖伝来の世田谷の地に住むSさん。この界隈には親戚も多くいます。2004年にリフォームした現在の住まいは、その20年前に注文住宅で工務店に頼んで建てたもの。当時、予算を抑えて、かなりスピーディーにお願いしたためか、ここにきて住まいの老朽化がひどくなったそうです。心配したのが耐震性。ヘリコプターが上空を通過するだけで、ガラスがカタカタなりだします。ちょっとした風でも家全体が揺れました。また近所で白アリ騒ぎがあり、その点も気になるところ。すでにリタイアされていたSさんは、安心して老後を送れるようにとリフォームを決意。近所で顔馴染みの建築家・矢野博氏に依頼をしました。
リフォームのポイント
まずは耐震診断による耐震性のチェック。耐震壁の不足している部分には筋交いと構造用合板を設置し、耐震性を向上。以前であれば風でガラスがカタカタしたのもすっかり解消したようです。さらに1階フロアの不満な点を一気に解決したいと考えたSさん。老後を快適に暮らすために、床をバリアフリーにして、床暖房も導入。奥様が家のなかで過ごす時間が多い場所=ダイニングは、「明るく」「暖かく」「広く」を提案。お風呂と洗面を北側に移動させることで、キッチンと一体のゆったりしたスペースとなり、東側に窓を大きく取ることも出来ました。リビングに仏壇を移動させたのは、来客への配慮。また、かつてリフォームを重ねたことで生じた、ちぐはぐなデザインの解消も。限られた予算内で満足なリフォームを完成。
建築家データ
設計/設計工房アクトデザイン
設計者/矢野 博
TEL 03-3309-1230
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/act-yano/
建築家からアドバイス
今回のリフォームは、もともと顔馴染みのSさんから。近所ということで、安心感を一番に考えての依頼だったようです。最近では、悪徳リフォーム事件など、業者に対する不信感があり、私のような第三者の立場で施工監理を仕切る人間が求められています。地域の建築家として、プロの目でしっかりチェックできるからでしょう。また、頻繁にコミュニケーションをとれるというメリットを最大限にいかし、工事の途中でも、Sさんからの細かい要望を取り入れ、すぐに施工業者や現場に伝えられました。しかし予算を超えてしまいそうなるときは、双方に納得のいくように建築家が調整もします。予算管理もガラス張りにしていますから、手抜き工事を未然に防げます。リフォームを計画しているなら、まずは、近くの建築家に相談をしてみるというのも、いい方法かもしれません。
 
リタイア後、家にいる時間が増えたご主人。すると気になる箇所がいくつも出てきました。老後を安心に暮らせるように、1階フロアをしっかりリフォーム。
 
PHOTO
システムキッチンはTOTOスーパーレガセス。透過性のある食器棚で、室内がさらに明るくなって、ダイニングでの食事が快適。
 
Facade
南側から見た外観。白を基調としたテーストは変えていない。ただしクラックの目立ち始めた外壁を塗り替えた。
北東側から見た外観。通りに面した東側にダイニングキッチンをもってきた。大きな窓を設け、自然光を取り入れる。明るくて広いダイニングキッチンに奥様は満足とか。
   
Living Dining Kitchen
畳のリビング。それ以前は、フローリングの床だったが、前回の施工会社だけのリフォームで、ちぐはぐなデザインになっていた。
かつてのダイニングは、キッチンスペースと分かれていた。「暗く」「寒く」「狭い」ことが施主の悩み。冷蔵庫もダイニング側にあった。
掘りごたつのある和風モダンのリビング。天井と腰壁は米松合板張り、壁はケイソウ土塗り。キッチンとリビングはナラフローリング(ガス温水式床暖房)を採用。
   
Others
工事中の天井。赤いのは鉄骨の梁。プラン変更のため、一部キッチンの柱を撤去した部分を補強している。工事中もSさんはリフォームしながら暮らしていた。
浴室部分を取り外すと、白アリで傷んでいた木部が。解体時に欠陥が発覚した場合の改善は、部材の入れ替えやそれに伴う予算増をすでに申し合わせていた。
ダイニングから玄関ホールを見る。建具、腰壁、壁など、全室でデザインを統一させ、建築家ならではの洗練された雰囲気に。
洗面。ルーバー付きの小窓を設けたので、自然光や風が入ってくる。壁の中は筋交いで補強されているため、この窓サイズが大きさの限界。
リビングに面したウッドデッキは、今回のリフォームで設置。バリアフリーの床の高さと揃えたので、洗濯物を干したり、植木鉢を置くのに出入りが楽。
   
Plan(1階)
   
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